【ギルドデザインブログ】2025 ボルドール24時間耐久レース その1
先日行われた2025 ボルドール24時間耐久レースのことを綴っていく。
・9月15日
前日のフライトで到着し、数時間寝て設営に向かう。
朝のランニング中に撮影した街中。
朝日と明かりがつきだした町並みにが綺麗だった。
車を走らせること数十分。
決戦の地となるポール・リカール・サーキットへ到着。
これから約1週間の長い戦いが始まる。
パスをもらう間、他のエントラントを見ていたが、ミニバイクや、ヨーロッパならではスクーター(ベスパ等)が並んでいた。
もちろん大型のトラックも多く、メインの部隊はこのサイズの車両で運搬しているようだ。
現地では着々と作業が進んでいくが、見慣れない設営物があった。
それは夜間用のライティングの土台だ。
24時間レースともなると夜間の作業が必須になってくる。
その時に手元を照らせるようにブースから延長してヤグラを組み立てていた。
8時間耐久レースでは見ることができない特別な設営方法。
現地で合流したスタッフ(ドイツ、エストニア、フランス等)と簡単な挨拶を済ませ、我々も設営を行っていく。
今回は機材が最小限のため、使い勝手がいつもと違う点がいくつかあった。
いざというトラブルがあった時のために、場所や、使い方を把握していくのも大事な作業となった。
設営を終え、食事でひと息ついたあと、細かなミーティングを重ねていった。
今回はギルドデザインから2名のスタッフが参加している。
メカニックとしての参加で、フロント周りの作業(ホイール交換やアクスルシャフト交換など)を担当する。
24時間耐久レースでは、ピット作業はおよそ28回前後にも及ぶ。
その中でタイヤ交換、給油、キャリパー交換、そして時にはトラブル対応など、多岐にわたる作業をこなしていく。メカニックにとってもまさに「耐久戦」と言える現場だ。
もちろん、トラブルがないのが理想ではあるが、24時間という長丁場では小さなトラブルはつきものだ。
そのとき、いかに即座に対応できるかが、順位を大きく左右すると言っても過言ではない。
このような舞台で「メカニック」として参加することで、貴重な経験を積み、臨機応変な対応力を磨くことができる――そう考えて、今回の参加を志願した。
2日目へ続く・・・